木と和紙の椅子シリーズ
【紙木折々-しきおりおり-】
▼「紙木(しき) 365」概要
「紙木365」は紙木の椅子のスモールサイズとして作られた姉妹モデル。
座高が36.5cmと紙木の椅子(または一般的な椅子)に比べると低く、より床に近い高さの腰掛けです。
▼「ゆとり」を感じるローライフスタイル
ロースタイル、あるいはユカ座ともいわれる様式は現代でも私たち日本人にとって慣れ親しんだ暮らしのカタチです。座った時に低い視点から見ると部屋の高さや広さをといった「ゆとり」を感じられるのがロースタイルの利点と言われております。
床とまではいかないまでも、低くさから感じとれる「ゆとり」ある生活スタイルを取入れてはいかがでしょうか。
▼365日に込める
「紙木365」は365日、つまり一年を意味した数字です。
日本のものづくりには願いや祈りを込めた縁起物が数多く残されています。
そのうちの一つに、神棚のサイズにまつわるお話として、365日その家や会社が商売繁盛、無病息災、家内安全で過ごせるようにと神棚のサイズも尺貫法の3尺6寸5分、1尺2寸で作られています。
そのような文脈を「紙木365」の寸法に落し込み、その人その人が想いや願いを込めて届ける「贈り物」にもなれる商品であります。
▼リニューアルされた4つのポイント
この度、紙木の椅子は新たなモデルとして生まれ変わりました。
どのような点が変わったのかをお伝えしてまいります。
〇裁縫技術を取入れる
旧モデルは和紙を下地クッションに包んだ工法でした。新モデルは和紙に裏打ち処理を施し裁縫が可能になりました。それに荷重に対して和紙の強度が増し、サイズの自由度が加わり、今後さらなる展開が期待されます。
〇新たにベンチ型を製作
これまではスツール型のみを販売してまいりました。
この度、裁縫技術を取り入れたことでサイズの種類が増え、
ベンチ型W=70~80cm、W=110~120cmが新しく仲間に加わりました。
〇色(素材)違いの柿渋和紙+スギ材が加わる
色違いのタイプとして、柿渋が塗布された和紙の座面が加わることとなりました。
柿渋和紙は昔から和紙に強度、耐水性をもたらすものとして使用されてきた和紙です。
柿渋を塗布した赤茶の色味そのままに、長くから自然素材を守る技術を活かしています。
〇姉妹モデルの考案
「紙木の椅子」のスモールサイズモデルとして「紙木365」を新たにデザイン。
365日、1年に願いや祈りを込めた「縁起」を大切にした日本らしさを取入れております。
これにより木と和紙の椅子シリーズ「紙木折々」として新たなスタートを切ってまいります。
▼商品仕様
「紙木365 ベンチ(大)」
・サイズW109.5xH36.5xD36.5(単位cm) 9.5kg
・座面:小川和紙:生成、柿渋
・脚部:埼玉県産西川材:ヒノキ材、スギ材
・塗装:国産自然オイル塗料
▼作り手の想いをのせて
KURAMOCO製品は職人の手作業で作られています。
量産を目的とせず、「長く、使い手と一緒に過ごしてほしい」という想いで一つ一つ製作に向き合っています。
ご購入いただいた収益は自社製品の企画制作活動の資金として、さらには製品作りに携わっている職人さんたちの伝統的な手仕事の持続的な活動への支援に繋がっております。
良い循環をつくるため有効に活かしながら努めてまいります。
▼注意点
紙木折々の商品は自然素材を使用しているため、ご使用前の注意点のご確認をお願い致します。
木材は天然木のため色、木目の違いや節などが含まれている場合がございます。
和紙においても一つ一つ手漉きで製造されているため、色味や揉み具合に多少異なる場合がございます。
品質に影響はありませんが、予めご了承ください。
商品のご使用における注意点として、座面が和紙で作られています。
腰掛けるとき、衣服に鋭利な金具等がある場合は破けの原因に繋がる場合がございます。
自然塗料で防水加工はしておりますが、掃除、メンテナンス等で水拭きされる場合は良く絞った上でご使用をお願い致します。
また近年、新型コロナウィルス等によって除菌の意識が高まっております。
一つの対応としましてご使用前に本革用の防水スプレーで防護された後、布巾に除菌液を吹きかけてお拭きください。防水スプレーを選ぶ際は和紙素材への負担を掛けにくい[フッ素タイプ]の製品を推奨いたします。
以上の注意点をご確認いただき自然素材特有の変化を味わっていただけたら幸いです。